10 October 2007
Cory Band with カール・ジェンキンス
4barsrest.com のニュースを見ていたら、余りに感動した話題が出ていたので久しぶりに投稿...
なんと、あのアディエマス(Adiemus)で有名なカール・ジェンキンスが、Cory Bandとコラボしている動画がYouTubeに載っているじゃないですか。
動画はそのAdiemusの「Cantilena」という曲(Adiemusのベスト版The Best of Adiemus:The Journey/ベスト・オブ・アディエマスに収録されてます)を、Cantorian Choirという男性コーラスと共に演奏しているイメージビデオ。
「Cantilena」はオリジナルのままではなく、非常にブラスらしいアレンジになっているし、映像もきれいなので、おぉCoryがもちろんデービッド・チャイルズがアディエマス吹いてるよ、とかなりニンマリの感動モノ。
実はこの動画は、今後EMIからリリースされるCDからのビデオクリップということらしいです。
そのCDについてはこれから調べますが、BrassはもちろんAdiemus好きにとってはMUST BUYでなCDなのは確実:) リリースが楽しみです。
4barsrest.com の元記事はこちら「YouTube Cory」です。
06 May 2007
[EBBC2007] 結果速報!!
ヨーロピアンブラスバンド選手権2007がイギリスのバーミンガムに於いて5月4日(課題曲)、5日(自由曲)と開催され、5日の晩に結果が発表されました(既に現地では翌朝になっていますが...)。
上位5バンドは....
第1位 : Brass Band Willebroek(ベルギー) 合計点192(課96自96)
第2位 : Stavanger(ノルウェー) 合計189点(課95自94)
第3位 : Cory(ウェールズ) 合計188点(課97自91)
第4位 : Fodens Richardson(イングランド) 合計183点(課91自92)
第5位 : Oberoesterreich Brass Band(オーストリア) 合計181点(課94自87)
ということで、Brass Band Willebroek(ベルギー) の2連覇という結果になりました!
自由曲「宇宙の音楽(Music of the Spheres)」冒頭のテナーのソロで致命的なミスがあったりその後も軽いミスはありましたが、全体的にこの難局を無難にまとめたところが評価されたようです。
それにしても第5位のOberoesterreich Brass Band(オーストリア) の自由曲「Titan’s Progress」(John P. Alliston作曲)は凄まじい曲でした。そしてそれを演奏したOberoesterreich Brass Bandにも圧倒され、これは文句なしの自由曲トップだと思ったのですが...自由曲の結果は87点と意外と伸びず...残念です。
その他の順位は次の通り。
第6位 : Scottish Co-op(スコットランド) 合計178点(課92自86)
第7位 : Brass Band Lyngby Taarbaek(デンマーク) 合計178点(課89自89)
第8位 : Göteborg(スウェーデン) 合計177点(課87自90)
第9位 : Brass Band De Waldsang(オランダ) 合計177点(課82自95)
第10位 : Brass Band Aeolus(フランス) 合計175点(課90自85)
第11位 : Brass Band Treize Etoiles(スイス) 合計173点(課85自88)
第12位 : Kortrijk Brass Band(ベルギー) 合計168点(課84自84)
結果の詳細は以下に出ています。
Results: 2007 European Championships
24 April 2007
[EBBC2007] あと10日、そして、スパーク61回
4Barsrest.com の記事、 「Euro countdown - 10 days to go」にスパークファンとしてはかなり嬉しい情報がありました!
2007年の今年を含めてヨーロッパ選手権の過去30年の歴史のなかで、自由曲としてスパークの作品が最も演奏された(選ばれた)回数が多いのです! なんと、その回数は延べ61回。第2位のフィリップ・ウィビリーはたった(!?)37回というこの大差。
毎年10数団体が自由曲を演奏するので、単純計算すると自由曲の20パーセント程度はスパークの作品ということです。流石スパーク。
そのヨーロッパ選手権で演奏されたスパークの作品と演奏回数は次の通り。
1. ハーモニー・ミュージック (Harmony Music) – 12回
2. 宇宙の音楽 (Music of the Spheres) – 10回
3. エニグマ・バリエーションズ (Variations on an Enigma) – 9回
4. 長く白い雲のたなびく国 (Land of the Long White Cloud) – 9回
5. ドラゴンの年 (Year of the Dragon) – 8回
6. パルティータ (Partita) – 5回
7. ケンブリッジ・バリエーションズ (Cambridge Variations) – 4回
8. 月とメキシコの間に (Between the Moon and Mexico) - 2回
9. ロンドン序曲 (London Overture) – 1回
10. シー・ピクチャーズ (Sea Pictures) – 1回
...どれも名曲、大曲、難曲ばかりです。
ハーモニー・ミュージックが一番っていうのには驚き半分納得半分。そして、宇宙の音楽は2004年の曲なのにもう10回も演奏されてる(今年の4回も含むけど...)とはこれまた驚き。完全にここ数年ではダントツの人気で、定着してますね。
その他、日本ではマイナーながら個人的に大好きなパルティータ、実はしびれる曲だったエニグマ、そして、渋ーいシー・ピクチャーズ(勝手日本語訳だと「海の光景」かな)の3曲も入ってます。パルティータが5回も演奏されてるとは....生で聴きたかったです。
今年のヨーロッパ選手権では、既に書いたとおり「宇宙の音楽」が4団体によって演奏さるし、課題曲の審査員にもスパークが選出され、この30年のヨーロッパ選手権と同様、2007年も個人的にまだスパーク一色です。
あと10days!
16 April 2007
[EBBC2007] バーミンガムのシンフォニーホール
15 April 2007
[EBBC2007] 審査員にスパーク
ホントです。今年のチャンピオンシップ部門の審査員の一人です。
といっても、彼の曲(しかも同じ曲)が4回も演奏されるチャンピオンシップ部門の自由曲ではなく、前日の課題曲の担当です。課題曲はマーチン・エレビーの「エルガー・バリエーションズ」の一曲だけなので、スパークが自身の曲の演奏を審査することはありません。当然ですね。
通常審査員席は1階席のセンター後方の方なので、もしかしたら当日は斜め背後にスパークの気配を感じながら何回も課題曲を聴くことになるかもしれません。
でも審査員席は、公平に審査するため、審査員が演奏バンドを知ることがないよう白い大きな箱で隠されているので、生スパークは見られないかもしれません...それはそれでいい緊張感がでそう、って僕が演奏するわけじゃないですが。
ちなみに他の審査員にはトーマス・ドスやヤン・デ・ハーンが名を連ねています。すごい。
[EBBC2007] 自由曲決まる
いよいよ1ヶ月を切ったヨーロッパ・ブラスバンド選手権2007(EBBC2007)ですが、その最上位部門であるチャンピオンシップ部門の団体が演奏される自由曲が発表されています。
(どのバンドがどの曲を演奏するかは、当日まで発表されません。そして審査員には当日になっても何も発表されません。審査員が知っているのは演奏するバンドのみで、演奏順すら知らされません。)
それらは...
Beyond the Horizon (Paul H. Kelly作曲)
Contest Music (Wilfred Heaton作曲)
Journey to the Centre of the Earth (Peter Graham作曲)
Music of the Spheres (Philip Sparke作曲) 4団体演奏!!
Of Men and Mountains (Edward Gregson作曲)
Tristan Encounters (Martin Ellerby作曲)
Titan’s Progress (John P. Alliston作曲)
Vienna Nights (Philip Wilby作曲) 2団体演奏!!
個人的に特筆すべきは我らがスパークの「宇宙の音楽(Music of the Spheres)」を4団体も演奏することです...ちょっと多すぎやしませんか、と思いつつも、やっぱりうれしいもんです。
2004年のこのヨーロピアンの際にイングランドの名門バンドであるYBSの為にスパークが作曲し、そしてその難易度から当時のYBSしか演奏できないと言われていた「宇宙の音楽」が1つのコンテストでこれだけの数のバンドが演奏予定とは、もはやトップレベルのバンドなら普通に演奏できるほど各国のレベルが上がってきたことの証明ですね。そして、トップレベルのバンドにも演奏したいと思われるような魅力的な曲ということの証明でもあります。(「演奏効果」という言葉は好きではないので、そこは別のものと考えたいですが...)
その他、これまた大好きなグレイアムの「地底旅行(Journey to the Centre of the Earth)」も3年連続でヨーロピアン登場です。こちらも名曲の証し。
そして、グレッグソンとか、しぶーいヒートンのContest Music、最近の名曲「ウィーンの夜(Vienna Nights)」、そしてそして、課題曲の作曲者であるマーチン・エレビーの「トリスタン・エンカウンターズ(Tristan Encounters)」など、話題満載で、早くも非常に楽しみです。
しかし、課題曲も自由曲もマーチン・エレビーを演奏するバンドって一体...
それにしてもスパークは「宇宙の音楽」はブラス版のフルスコアをオーダーしたばかりなので、届いたら隈なく読んでみないといけません。そんなのも楽しみ楽しみ:)
21 February 2007
[EBBC2007] チャンピオンシップ出場バンド
EBBC2007のチャンピオンシップ部門(最高位の部門)に出場する最後のバンドが決定し、これで出場する全12バンドが以下の通り決定しました。
国名 | バンド名 | メモ |
オーストリア | Brass Band Oberoesterreich | |
ベルギー | Brass Band Willebroek | 前年度優勝 |
ベルギー | Kortrijke Brass Band V.Z.W. | |
デンマーク | Lyngby-Taarbæk Brass Band | |
イングランド | Fodens Richardson Band | |
フランス | Brass Band Aeolus | |
オランダ | Brass Band De Waldsang | |
ノルウェイ | Stavanger Brass Band | |
スコットランド | Scottish Co-op Band | |
スウェーデン | Gothenburg Brass | |
スイス | Brass Band Treize Etoiles | |
ウェールズ | Buy-as-you-View Band | 前回首位と同点3位 |
前回優勝は無条件で出場できますが、1カ国1バンドとなったことで、EBBC2007はイングランドからの出場はたった1バンド。2006年6月に行われたイングランドブラスバンド選手権に優勝した Fodens Richardson Band です。
イングランドから1バンドということでレベルが心配ですが、Buy-as-youもScottish Co-opも、そしてもちろん前回優勝のWillebroekも出るので、無用な心配でしょうか...
そして今回の12バンドの内、2年連続出場なのは、そのWillebroekとBuy-as-youの2バンドのみ。ヨーロッパ全体でもブラスバンドの実力が伯仲してきた証拠でしょうか。
14 February 2007
[EBBC2007] 課題曲は「エルガー・バリエーションズ」
EBBC2007のチャンピオンシップ部門の課題曲は、マーティン・エレビー(Martin Ellerby)に委嘱された新作"Elgar Variations"。日本語だと「エルガー・バリエーションズ」、「エルガー変奏曲」かな。
"エルガー"とはもちろん、イギリスが生んだ初めての(!?)大作曲家、サー・エドワード・エルガー のことで(サーが付くくらい偉い!)、なんと今年はエルガーの生誕150周年なんだそうです。エルガーの記念すべき年にイングランドでの開催のEBBC、そして課題曲はエルガー・バリエーションズ。これだけ聞いても興奮してきますね。
エルガーと言えば、一般的には行進曲「威風堂々」の1番や、彼の奥さんに捧げたバイオリンの甘い旋律の「愛の挨拶」が有名でしょうかね。威風堂々はもちろんあのプロムス最終日の定番が印象的:)
しかし、エルガーで「バリエーションズ」と聞けば、真っ先にオーケストラの「エニグマ変奏曲」が浮かびます。その中のニムロッド(Nimrod)やフィナーレ(Finale)は何度聴いたことか...それくらい名曲です。(我がスパークにも"エニグマ・バリエーションズ"という素晴らしい大曲があるけど...)。
その他「チェロ協奏曲」とか「序奏とアレグロ」や「交響曲1番」「同2番」も有名です。
エルガーはブラスバンド用に一曲だけ「セヴァーン組曲(Severn Suite)」を残しています。1930年の作品です。ブラックダイク演奏/ロイ・ニューサム指揮のCDを持っていますが、英国音楽の小品風なしっとり落ち着いた、いい曲です。
EBBC2007はエレビーの新作「エルガー・バリエーションズ」ということなので、当然エルガーのどれかの曲の旋律がテーマになっていることでしょうし、その1曲だけじゃなく色々な曲が見え隠れしてきそうで楽しみです。まずはテーマ当てで1ヶ月くらい楽しめそうです(ちと暗いかな...)。
EBBC2005のヨハン・デメイ作曲の"Extreme Makeover"(エクストリーム・メイクオーバー)はチャイコフスキーの(アンダンテ・カンタービレの)バリエーションで、こちらもいくつかのチャイコの旋律が登場してましたし。
これから5月まではエルガーの曲をたくさん聴いて予習しないといけませんね:)
(うーんでもブラスは少ない...ってか1曲...)
06 February 2007
05 February 2007
[EBBC2007] シンフォニー・ホール in バーミンガム
EBBC2007の会場はバーミンガムにあるシンフォニー・ホール。比較的新しいホールのようですが、イギリス国内はもとより、世界でもかなり有名なホールだそうで、音がかなりいいとの評判です。
かのサイモン・ラトルがベルリンフィルに移る前までずっとこのホールでバーミンガム市響を振っていたとのこと...知らなかった。
2001年には6000本のパイプからなる巨大なパイプオルガンが作られたようです。
そんなホールでブラスが響いたら...それだけでも楽しみです。
01 February 2007
[EBBC2007] チケット購入!
2007年も1ヶ月を過ぎての初投稿。サボってました。
しかし、サボっていなかったのはEBBC。もう今年のヨーロピアン・ブラスバンド選手権(EBBC207)のチケットを買ってしまいました。
今年はイギリスはイングランドのバーミンガムで開催されます。去年は北アイルランドのベルファストだったので、イギリス開催としては2年連続ですね。つまり2年連続でイギリスに行けるということです!
でも今年も開催はゴールデンウィーク真っ只中。
ヨーロッパ各国からのそうそうたる12のバンドがセットピース(課題曲)を5月4日、オウンチョイス(自由曲)を翌5月5日に演奏するのです。(4日の1週間前からソロのコンテストや、6日にはお別れコンサートなどもありますが。)
ブラスなのに、まさにゴールデン(意味不明)。
しかし、EBBC2007のチケットを買えたのはいいものの、まだエアチケットは買ってないし、泊まるところも未定。それどころか、そもそもその時期に会社を休めるのかもわかりません...
ゴールデンチケットが紙くずにならないように、これから心機一転がんばらねば(って何を...)。
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