15 April 2007
[EBBC2007] 自由曲決まる
いよいよ1ヶ月を切ったヨーロッパ・ブラスバンド選手権2007(EBBC2007)ですが、その最上位部門であるチャンピオンシップ部門の団体が演奏される自由曲が発表されています。
(どのバンドがどの曲を演奏するかは、当日まで発表されません。そして審査員には当日になっても何も発表されません。審査員が知っているのは演奏するバンドのみで、演奏順すら知らされません。)
それらは...
Beyond the Horizon (Paul H. Kelly作曲)
Contest Music (Wilfred Heaton作曲)
Journey to the Centre of the Earth (Peter Graham作曲)
Music of the Spheres (Philip Sparke作曲) 4団体演奏!!
Of Men and Mountains (Edward Gregson作曲)
Tristan Encounters (Martin Ellerby作曲)
Titan’s Progress (John P. Alliston作曲)
Vienna Nights (Philip Wilby作曲) 2団体演奏!!
個人的に特筆すべきは我らがスパークの「宇宙の音楽(Music of the Spheres)」を4団体も演奏することです...ちょっと多すぎやしませんか、と思いつつも、やっぱりうれしいもんです。
2004年のこのヨーロピアンの際にイングランドの名門バンドであるYBSの為にスパークが作曲し、そしてその難易度から当時のYBSしか演奏できないと言われていた「宇宙の音楽」が1つのコンテストでこれだけの数のバンドが演奏予定とは、もはやトップレベルのバンドなら普通に演奏できるほど各国のレベルが上がってきたことの証明ですね。そして、トップレベルのバンドにも演奏したいと思われるような魅力的な曲ということの証明でもあります。(「演奏効果」という言葉は好きではないので、そこは別のものと考えたいですが...)
その他、これまた大好きなグレイアムの「地底旅行(Journey to the Centre of the Earth)」も3年連続でヨーロピアン登場です。こちらも名曲の証し。
そして、グレッグソンとか、しぶーいヒートンのContest Music、最近の名曲「ウィーンの夜(Vienna Nights)」、そしてそして、課題曲の作曲者であるマーチン・エレビーの「トリスタン・エンカウンターズ(Tristan Encounters)」など、話題満載で、早くも非常に楽しみです。
しかし、課題曲も自由曲もマーチン・エレビーを演奏するバンドって一体...
それにしてもスパークは「宇宙の音楽」はブラス版のフルスコアをオーダーしたばかりなので、届いたら隈なく読んでみないといけません。そんなのも楽しみ楽しみ:)