24 April 2007
[EBBC2007] あと10日、そして、スパーク61回
4Barsrest.com の記事、 「Euro countdown - 10 days to go」にスパークファンとしてはかなり嬉しい情報がありました!
2007年の今年を含めてヨーロッパ選手権の過去30年の歴史のなかで、自由曲としてスパークの作品が最も演奏された(選ばれた)回数が多いのです! なんと、その回数は延べ61回。第2位のフィリップ・ウィビリーはたった(!?)37回というこの大差。
毎年10数団体が自由曲を演奏するので、単純計算すると自由曲の20パーセント程度はスパークの作品ということです。流石スパーク。
そのヨーロッパ選手権で演奏されたスパークの作品と演奏回数は次の通り。
1. ハーモニー・ミュージック (Harmony Music) – 12回
2. 宇宙の音楽 (Music of the Spheres) – 10回
3. エニグマ・バリエーションズ (Variations on an Enigma) – 9回
4. 長く白い雲のたなびく国 (Land of the Long White Cloud) – 9回
5. ドラゴンの年 (Year of the Dragon) – 8回
6. パルティータ (Partita) – 5回
7. ケンブリッジ・バリエーションズ (Cambridge Variations) – 4回
8. 月とメキシコの間に (Between the Moon and Mexico) - 2回
9. ロンドン序曲 (London Overture) – 1回
10. シー・ピクチャーズ (Sea Pictures) – 1回
...どれも名曲、大曲、難曲ばかりです。
ハーモニー・ミュージックが一番っていうのには驚き半分納得半分。そして、宇宙の音楽は2004年の曲なのにもう10回も演奏されてる(今年の4回も含むけど...)とはこれまた驚き。完全にここ数年ではダントツの人気で、定着してますね。
その他、日本ではマイナーながら個人的に大好きなパルティータ、実はしびれる曲だったエニグマ、そして、渋ーいシー・ピクチャーズ(勝手日本語訳だと「海の光景」かな)の3曲も入ってます。パルティータが5回も演奏されてるとは....生で聴きたかったです。
今年のヨーロッパ選手権では、既に書いたとおり「宇宙の音楽」が4団体によって演奏さるし、課題曲の審査員にもスパークが選出され、この30年のヨーロッパ選手権と同様、2007年も個人的にまだスパーク一色です。
あと10days!
16 April 2007
[EBBC2007] バーミンガムのシンフォニーホール
15 April 2007
[EBBC2007] 審査員にスパーク
ホントです。今年のチャンピオンシップ部門の審査員の一人です。
といっても、彼の曲(しかも同じ曲)が4回も演奏されるチャンピオンシップ部門の自由曲ではなく、前日の課題曲の担当です。課題曲はマーチン・エレビーの「エルガー・バリエーションズ」の一曲だけなので、スパークが自身の曲の演奏を審査することはありません。当然ですね。
通常審査員席は1階席のセンター後方の方なので、もしかしたら当日は斜め背後にスパークの気配を感じながら何回も課題曲を聴くことになるかもしれません。
でも審査員席は、公平に審査するため、審査員が演奏バンドを知ることがないよう白い大きな箱で隠されているので、生スパークは見られないかもしれません...それはそれでいい緊張感がでそう、って僕が演奏するわけじゃないですが。
ちなみに他の審査員にはトーマス・ドスやヤン・デ・ハーンが名を連ねています。すごい。
[EBBC2007] 自由曲決まる
いよいよ1ヶ月を切ったヨーロッパ・ブラスバンド選手権2007(EBBC2007)ですが、その最上位部門であるチャンピオンシップ部門の団体が演奏される自由曲が発表されています。
(どのバンドがどの曲を演奏するかは、当日まで発表されません。そして審査員には当日になっても何も発表されません。審査員が知っているのは演奏するバンドのみで、演奏順すら知らされません。)
それらは...
Beyond the Horizon (Paul H. Kelly作曲)
Contest Music (Wilfred Heaton作曲)
Journey to the Centre of the Earth (Peter Graham作曲)
Music of the Spheres (Philip Sparke作曲) 4団体演奏!!
Of Men and Mountains (Edward Gregson作曲)
Tristan Encounters (Martin Ellerby作曲)
Titan’s Progress (John P. Alliston作曲)
Vienna Nights (Philip Wilby作曲) 2団体演奏!!
個人的に特筆すべきは我らがスパークの「宇宙の音楽(Music of the Spheres)」を4団体も演奏することです...ちょっと多すぎやしませんか、と思いつつも、やっぱりうれしいもんです。
2004年のこのヨーロピアンの際にイングランドの名門バンドであるYBSの為にスパークが作曲し、そしてその難易度から当時のYBSしか演奏できないと言われていた「宇宙の音楽」が1つのコンテストでこれだけの数のバンドが演奏予定とは、もはやトップレベルのバンドなら普通に演奏できるほど各国のレベルが上がってきたことの証明ですね。そして、トップレベルのバンドにも演奏したいと思われるような魅力的な曲ということの証明でもあります。(「演奏効果」という言葉は好きではないので、そこは別のものと考えたいですが...)
その他、これまた大好きなグレイアムの「地底旅行(Journey to the Centre of the Earth)」も3年連続でヨーロピアン登場です。こちらも名曲の証し。
そして、グレッグソンとか、しぶーいヒートンのContest Music、最近の名曲「ウィーンの夜(Vienna Nights)」、そしてそして、課題曲の作曲者であるマーチン・エレビーの「トリスタン・エンカウンターズ(Tristan Encounters)」など、話題満載で、早くも非常に楽しみです。
しかし、課題曲も自由曲もマーチン・エレビーを演奏するバンドって一体...
それにしてもスパークは「宇宙の音楽」はブラス版のフルスコアをオーダーしたばかりなので、届いたら隈なく読んでみないといけません。そんなのも楽しみ楽しみ:)
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