ヨーロピアンブラスバンド選手権2006のハイライトDVD2枚目は、最終日の表彰式直前に行われるガラコンサート中心なのでエンターテイメント色が濃いか!と思いきや、コンテストのBセクションに登場したBrass Band Oberösterreichの演奏が4曲も入っているので、実は今年のハイライトDVDはこのバンドがメインなのかも!という印象が残りました。
なんせこのBrass Band Oberösterreich、Bセクションのバンドなのに個々のプレーヤーの演奏技術の高さもさることながら、バンド全体のノリが非常によくて、観てて聴てて非常に痛快。コルネット(トランペット)のHans Ganschさんのソロも文句なしだし、このバンドが演奏したFunky Brassという曲、最高です。
チャンピオン部門の緊張感もいいけど、こんな演奏もブラスバンドの魅力の一面をよーく表していて、必見のDVDだと思います。
その他、この2枚目のDVDにはガラコンサートのメインバンド、ブラックダイクによる演奏がいくつか入っています。ガラコンサートは前年のチャンピオンバンドが担当します。そのブラックダイクのソロコルネット、リチャード・マーシャルがソロを担当した曲がが2曲入ってますが(Virtuosityという曲ではトランペットを演奏しています)、さすが上手すぎ。テクニックといい音色といい抜群です。外見で判断しちゃいけませんが、やっぱり上手そうな顔してるよ、リチャード。
実は当日のガラコンサート、2枚目DVDにも1曲入っているアイルランド独特のフルートバンドや、パーカッションのみパフォーマンスなどもあって時間が長く、ちょっとダレ気味でした。でもDVDではその辺はバサッとカットしてあってガラコンサートとBセクション凝縮の構成です。
そしてそして、ハイライトDVD2枚を通して、結構客席が映るシーンが出てきます。ちょっぴり、いや、結構悔しいかな、日本から来ていた人達、そして近くに座っていて見覚えがあった日本の人達がちょくちょく映ってます。もうちょっとカメラ右寄って!とDVDを観ながら何度思ったことか:)
しかし、よーく観ていると奇跡的にこの僕(と連れ)も一瞬ですがチラッと映ってました...やった!
果たしてそのシーンはどこか。それはまた明日。