04 May 2006
EBBC2006結果 : Brass Band Willebroek!!
EBBC2006が開催されたベルファストからロンドンに戻って数日ぶりの更新、そしてEBBCの結果報告です。
ヨーロッパブラスバンド協会のEBBC2006の結果サイトにも公開されている通り、2006年のチャンピオンにベルギーのバンド「Brass Band Willebroek」が選ばれました! Congratulations!
2006年の上位3バンドに関しては、どのバンドも合計ポイント(課題曲と自由曲の合計)が191ポイントでしたが、既定により、課題曲のポイントの高い順に順位が確定するという接戦でした。
3位となったウェールズのBuy-as-you-View Bandの自由曲「The Promised Land」(世界初演)は自由曲では最高ポイント獲得。初演ということで始めて聴いたのですが、確かに素晴らしい演奏で緻密に練習していたことが分かる納得の結果でした。
...しかし腑に落ちない点もいくつか。それは、Black Dyke(4位)とYBS(5位)の結果です。
まずはBlack Dyke。自由曲「Extreme Makeover」は圧倒的な幅のダイナミクスレンジや、ビン(空き瓶!)を使ったことを差し引いても非常に色彩豊かな音色、かつ寸分の狂いのないアンサンブルなど、演奏終了直後は背中がゾクゾクして、「こいつら(失礼!)やっぱりすげぇ」と感激したものでした。課題曲も各ソロを始め、無難にこなしていた印象でした。課題曲だけでは1位から3位の中に入っているだろうとは思ってました。なので、結果発表で最初に第4位としてBlack Dykeが呼ばれてしまった時には思わず「えー!」っとうなってしまいました。結果のポイントを見ても、自由曲、課題曲ともにポイントが伸びていません。おかしいなぁ。課題曲は演奏順が1番目だったので、それが災いしたのかなぁ。
そして、YBS。自由曲の「Eden」は確かにパッとしませんでした。でも課題曲の「Seascape with high Cliffs」は素晴らしいパーカッションを中心に最高の出来と思っていたのですが....結局課題曲だけの順位だと4位。
Black DykeとYBSは個人的にはまだ納得いってません。私の耳がよくないってことですか...1位の「Brass Band Willebroek」と2位の「Brass Band Fribourg(スパークのMusic of the Spheresを演奏!)」は、それぞれの自由曲の直前のバンドはイマイチだったしなぁ...と良からぬことも考えてしまいます...
でも、そういう納得いかない点はあったにせよ、EBBC全体としては非常に楽しめました。EBBC全体の感想は次の機会にしますが、EBBC、とてもいいもんです。来年も聴きに来たくなりました。