04 April 2006

EUROPEAN BRASS BAND CONTEST 2006 (その4) : そして自由曲

チャンピオンシップ部門で演奏される自由曲(Own Choice Music)は次の通り。
「曲名(作曲者)」で曲名順のリストです。

Earthquake(Jan de Haan)
Eden(John Pickard) 2x
Extreme Makeover(Johann de Meij)
Journey to the Centre of The Earth(Peter Graham) 2x
Music of the Spheres(Philip Sparke) 2x
Riffs and Interludes(T. Aagaard Nilsen)
The Promised Land(Kenneth Downie)

「2x」が付いている曲は、2団体演奏するということ。

そして、どのバンドがどの曲を演奏するかは好評されていないのです。これは審査に公平を期すため。

注目曲は...この自由曲の中で知っているのはスパークの「Music of the Spheres(宇宙の音楽)」だけなので、必然的にスパークとなってしまいます。しかも2団体も演奏するとは。

この曲は2年前のEuropean Brass Band Contestのためにヨークシャービルディングソサエティバンドが(YSB Band)がスパークに委嘱した大曲で、僕はそのライブCDで初めて聴きました。終曲部はいかにもスパークらしいけど、全体を通して「なんじゃこりゃ、これってBrass Bandの曲?」と終始いろんな意味で圧倒される曲であり、またYBS Bandの演奏も非常にレベルの高いものでした。大音響で聴くとかなりいいです。

Music of The SpheresのWind Orchestra(吹奏楽)バージョンは、大阪市音楽団による吹奏楽版初演(ライブ)のCDが発売されています。こちらもまたすばらしい演奏で、丁度ドラゴン(Year of the Dragon、ドラゴンの年)のBrass Band版と吹奏楽版の対比に似ていて、よりシンフォニックな響きのする曲となっています。この市音の定演行きたかった....

気を取り直して、今月29日にはそんな曲が1日に2回も生で聴ける(予定)じゃないか。すばらしい!

スパーク以外にも、グレイアムの「Journey to the Centre of The Earth」も噂ではすごい曲ということなので非常に楽しみだし、その他デ・メイやデ・ハーンの大曲も並んでいて、ほんと1日中飽きなさそうなラインアップです。

こりゃ、祭りだね:)